10/11年度フットサル競技規則の修正点【重要】

2010/11年度のフットサル競技規則の記載内容に関して、下記の2点の修正箇所があります。関係者はご確認の上、正しい適用にご留意ください。
 ペナルティーマークからのキックのときの競技者および審判の配置
 ゴールクリアランス後のゴールキーパーに対する制限


[1]
試合後の勝者を決定するペナルティーマークからのキック(いわゆるPK戦)での両チームのGK、主審、第2審の配置図を、競技規則P63の説明にあるように日本協会(以下JFA)の責任において掲載していませんでした。
しかし現在は別添のファイルのように、本部側のゴールライン上に主審が立ち、逆のサイドでキッカー側のGKを背にしてフィールド内に第2審が立つ配置が統一見解としてJFAから示されております。副審2人のポジションは従来のままです。
なおキックを行う際に笛を吹く審判員を競技規則では限定していませんが、試合中とは異なり侵入の監視は必要ない場面ですので主審が笛を吹くことをお勧めします。
PM
[2]
ゴールクリアランス後、GKが再びボールに触れる場合について“ボールがハーフウェーラインを越える”という条件が改正により削除されました。しかし、JFAが記載した競技規則P204,205の解説の内容をめぐり、一部の関係者の間で解釈の混乱が生じていました。
FIFAでは、ゴールクリアランス後にGKに戻されるボールに対してのみ“ボールが相手競技者に触れる”という唯一の条件の下で再びGKがプレーすることを許可しており、日本国内のゲームでも既にこの解釈に沿って試合が運営されています。
整理しますと、
ゴールクリアランス後は、たとえボールがハーフウェーラインを越えても、GK自身がハーフウェーラインを越えても、一旦相手競技者がボールをプレーするかボールに触れなければ、ゴールクリアランスしたGKは再びボールに触れることができません。
インプレー中にGKがリリースした後は、ボールが相手競技者に触れるか、あるいはボールがハーフウェーラインを越えて相手陣内にあることによって、リリースしたGKには再びボールをプレーする権利が生じることになります。